柳澤ゆり子『和のある暮らしを楽しむ』

柳澤ゆり子『和のある暮らしを楽しむ』


《 女正月を寿ぐ 》
〜大人女子会のスタートはめでた尽くしから〜


女正月という呼び方を聞いたことはあるでしょうか? 1月15日小正月の別名で、年末年始と忙しかった女性がほっと一息つくこの日は女正月とも呼ばれています。今の様に調理器具も充実していなかった時代、年末年始の女性の大変さは想像に難くないですが、働きながら家事や育児・介護をもこなす現代の私達女性にとっても公に休める休息日があっても良いですよね。そんな、大人女子会の事始めとも呼べる女正月を、めでた尽くしで楽しんでみたいと思います。



0110wa_01.jpg

◆小正月に食する「小豆粥」

小豆は古来より邪気を祓う食物とされて参りました。 女性同士の集まりですので女性に嬉しい美肌効果のギュッと詰まった「クコの実」をトッピングしてみます。 めでた柄の和紙で箸包みを折り水引と南天を飾れば華やかさがプラス! 相手を思い自ずから折ったり結んだりする行為そのものが一番のおもてなしでもあります。 器も、新春ですから本物志向に拘りたいところですね。

0110wa_02.jpg※お椀・・・越前塗

◆ウェルカムドリンクには新春らしく「大福茶」を用意しておもてなし
一年の幸せを願って新春に頂くお茶で、梅干し(皺ができるまで元気に過ごせるようにとの願い)や昆布(喜ぶに通じる)などをお好みのお茶に入れて楽しむのが大福茶です 急須・お皿・てぬぐい等日本の良きものを使いテーブルをコーディネートしてみます。

0110wa_03.jpg※急須・・・南部鉄器
※富士山の豆皿・・・波佐見焼
※市松模様のてぬぐい・・2020年東京オリンピックのデザインにも使用され話題性も

◆新春を寿ぐお花・お菓子は欠かせません
お花は、集う仲間の一年の幸せを願い南天と福寿草を選びました。
〜南天と福寿草で「難を転じて福となす」を表現〜お菓子は、見た目がまるでお赤飯!?な「御目出糖」という名の蒸し菓子や七福神の和三盆など話題性のある一品が楽しいですね。和菓子は寿司プレートとして売られていた漆器に並べています。

0110wa_04.jpg※御目出糖・・・萬年堂本店
※七福神・・・左から毘沙門天・寿老人・恵比寿・弁財天・大黒天・福禄寿・布袋

◆おわりに
どうせ集うなら何かテーマがあった方が楽しい! 今回は女正月を楽しむ事をテーマに七福神・富士山・おめでとう・福といったおめでたい物、日本らしいものを集めた季節のテーブルを楽しんでみました。皆様の2018年が幸多き一年となります事を願っております。

◎ P R O F I L E 

yanagisawa_pro.jpg歳時記・和菓子研究家 柳澤ゆり子

パリへ行く!と思い立ち仕事を辞めて渡仏。自国の文化を学ぶ必要を強く感じ、帰国後は着物・煎茶道・和菓子・折形・風呂敷・金継などを学ぶ。ほんの一滴、和のエッセンスを加える事で潤う日々の暮らし。花・茶・和菓子といった身近なアイテムを取り入れることで、四季を感じる暮らしをもっと楽しんでいただけたら、そんな想いで地元鎌倉を中心に活動中。モットーは「美味しく楽しく美しく」。

季節の和菓子と日本茶を楽しむ会・風呂敷塾を主宰。
京都造形芸大(通信)和の伝統文化コース卒業/日本茶アドバイザー/風呂敷愛好家

会員登録はこちら web限定会員プレゼント 今月のladytokyo 朝日おでかけ ふるさといろは.com