和光

武腰 潤と集うもの ―潤青舎 九谷のいま―

和光


 現代の九谷を牽引する陶芸家・武腰 潤氏と、氏が主宰する「潤青舎」に集う陶芸家、河島 洋氏、武潤彩子さん、田畑奈央人氏、中田雅巳氏、谷敷正人氏、山近 泰氏の7名による、和光では初めての展覧会を開催します。「潤青舎」は、武腰 潤氏に指導を仰ぎ、現代九谷の色絵表現を追求するという師と志を同じくする作家が集まり、九谷磁器を礎に成形から色絵付けまでを自らで全うすることで、それぞれが独自の表現を目指しています。今展は伝統的な花器、鉢、壁面作品、器類から現代的なオブジェまで、幅広い作風で見ごたえのある作品約200点の展観です。現代九谷の多様性や新たな魅力に触れてください。

■会期/6月29日(金)〜7月8日(日)※無休
■時間/10時30分〜19時(最終日は17時まで)
■会場/和光ホール
■問合せ/03(3562)2111(代表)
★会場にて出品作家によるギャラリートークを予定しています(各日14時〜)
6月30日(土)武腰 潤氏、河島 洋氏、谷敷正人氏
7月1日(日)武腰彩子さん、中田雅巳氏、山近 泰氏



【武腰 潤(たけごし じゅん)】
タタラ作りの造形を生かした大胆な構図の中に、色釉の濃淡を用いて花鳥を描く独創的な作風は現代九谷を代表する作家として高い評価を受けています。

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川蝉憩う横長香炉(10.8×26.2×高さ19.5cm)

1948年  石川県寺井町に生まれる
1970年  金沢美術工芸大学日本画科卒業
2007年  2006年度日本陶磁協会賞受賞
2009年  日本陶芸展招待作家就任、以後歴任
2014年  石川県文化功労賞受賞
《現在
石川県九谷焼美術館館長、金沢美術工芸大学非常勤講師、 金沢卯辰山工芸工房非常勤講師、
石川県立九谷焼技術研修所非常勤講師
海外収蔵
ヴィクトリア&アルバート博物館、メトロポリタン美術館、 フィラデルフィア美術館、ボストン美術館、イェール大学美術館、ほか多数




【河島 洋(かわしま ひろし)】
再興九谷・吉田屋様式の伝統を踏まえながら、自身の感性で捉えた新たな表現を模索しています。

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創吉田屋 花鳥の図四方皿(22×22×高さ4.5cm)

1951年  石川県加賀市に生まれる
1974年  中島珠光に師事
1994年  日本工芸会正会員、三代徳田八十吉に師事、吉田屋色絵釉薬の研究に入る
2007年  一水会陶芸部会員となる
2012年  日本陶芸美術協会会員となる
2013年  作陶40周年記念展を開催(加賀市美術館)
2016年  加賀市美術協会副理事長、石川県九谷焼美術館運営委員に任命される、
      そのほか受賞多数、個展多数開催



【武腰彩子(たけごし さいこ)】
父・武腰 潤の技法を受け継ぎながら、柔らかな感性で紡ぎだされる女性らしい色彩と造形で個性を創出します。

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インコの絵 扁形瓶(12.8×12.8×高さ26.2cm)

1976年  石川県寺井町に生まれる
1998年  金沢美術工芸大学日本画科卒業、父・武腰潤に師事、
      石川県立九谷焼技術研修所実習科造形専攻3年修了
2001年  高知市での親子展にて初展観、以後、個展・グループ展多数



【田畑奈央人(たばた なおと)】
九谷の釉薬が持つ艶のある質感を生かし、九谷絵付けの魅力を立体で表現しています。

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ヒョウの陶筥(10.5×24.5×高さ13cm)

1969年  三重県津市に生まれる
1992年  明治大学法学部卒業
2004年  武腰潤に師事
2005年  石川の伝統工芸展入選、伝統九谷焼工芸展入選
2011年  伝統九谷焼工芸展 技術賞受賞
2017年  日本陶磁協会現代陶芸奨励賞展 奨励賞受賞



【中田雅巳(なかだ まさる)】
黒い化粧土に線を彫り込み、そこに久谷五彩の色化粧土を塗り込む線象嵌の技法で、モダンな造形を創作しています。



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SEN(左/径8.5.高さ19.5cm、右/径13.高さ14.5cm)



1977年  石川県川北町に生まれる
1997年  石川県立九谷焼技術研修所基礎コース卒業
2004年  龍美郡川北町にて独立
2011年  日本陶芸展入選、13年同展賞候補となる
2014年  Meister der Moderneバイエルン州賞(グランプリ)受賞(ドイツ・ミュンヘン)、
     「現代・陶芸現象」に出品(茨城県陶芸美術館)
2017年  日本陶磁協会現代陶芸奨励賞展 奨励賞受賞、
      菊池ビエンナーレ 奨励賞受賞(菊池寛実記念智美術館)



【谷敷正人(やしき まさと)】

日本文化の茶道、能楽、文学を基盤にした叙情の世界を、金銀彩と色絵により創作しています。

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牡丹長角鉢(19.6.×45×高さ5.3cm)

1955年  石川県小松市に生まれる
1975年  文化勲章受章者・浅蔵五十吉に師事、10年後独立
1980年  日展初入選 後日展会友
1987年  銀座で初個展、以後東京、大阪など個展多数
2002年  石川県新県庁議会庁舎陶板制作
2010年  日本伝統工芸展初入選
2013年  武腰潤主宰の潤青舎設立に参加、同人
《現在》 日本工芸会正会員




【山近 泰(やまちか やすし)】

久谷五彩を用いて、さまざまな動物を写実に捉われないデザインで描き、モダンで幻想的な世界観を表現します。

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縞馬の絵香炉(7×18.5×高さ12.5cm)


1975年
  石川県寺井町に生まれる
2006年  石川の伝統工芸展 奨励賞受賞
2009年  日本伝統工芸展初入選、石川県立美術館作品収蔵
2013年  陶美展入選、以後連続入選
2017年  伝統九谷焼工芸展 優秀賞受賞、日本陶磁協会現代陶芸奨励賞展入選
現在》  日本工芸会正会員、日本陶芸美術協会会員

更新日:2018年6月18日(月)

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