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JA 全農福島

豊かな自然と歴史、伝統が息づく福島県。自然が豊かだからこそ、春夏秋冬、四季折々の魅力も満載です。福島県は全国3位の広さを誇り、南北に連なる阿武隈高地と奥羽山脈によって会津、中通り、浜通りの3つの地方に分かれています。豊かな自然と歴史、伝統が息づく福島県。自然が豊かだからこそ、春夏秋冬、四季折々の魅力も満載です。福島県は全国3位の広さを誇り、南北に連なる阿武隈高地と奥羽山脈によって会津、中通り、浜通りの3つの地方に分かれています。
越後山脈と奥羽山脈に挟まれた会津地方は冬は寒さも厳しく雪が多い地域。歴史と文化の香りも高い土地柄です。中通りは奥羽山脈と阿武隈高地に挟まれ、果実の生産も盛んな地域。阿武隈高地と太平洋に挟まれた浜通りは、夏は涼しく冬は暖かいエリアです。

◎ 秋の福島県は、新鮮な野菜が盛沢山 ◎
甘味がありジューシーなみずみずしさが特徴で、リコピンを豊富に含んだトマトや、ベータカロテンやビタミン、ミネラルが豊富に含まれた肉厚なニラ、ビタミンやカロテンを豊富に含み、独特の風味で寒くなるこれからの季節におすすめの春菊などの野菜たちが旬を迎えます。福島県産の新鮮な野菜で食卓をおいしく彩ってみませんか。

1003fukushima_b.jpgニラ・春菊の産地
【伊達・白河地区などの中通り地方が中心】

 福島県の真ん中に位置する仲通り地方は、桃をはじめとして果物の生産や、野菜、稲作など農業の盛んな地域です。そんな中通り地方でこれからの時期旬を迎えるのはニラや春菊といった風味豊かな野菜たち。主な産地である伊達地区、白河地区の情報を紹介します。

【伊達地区】
福島県北部に位置する伊達市。伊達氏発祥の地であり、江戸時代以降は養蚕業のまちとして発展しました。新日本百名山にも選ばれている岩山「霊山」(写真左上)は、標高825mながら、岩山のてっぺんから眺める太平洋を望む大パノラマが絶景。気軽に楽しめるトレッキングコースとして人気です。

【白河地区】
東北の玄関口ともいわれる白河。「大沼」と呼ばれていた湿地帯に堤を作って庭園の要素を取り入れ築造された「南湖公園」(写真左中央)や、江戸時代の絵図を忠実に復元した小峰城の「三重曹」、奥州三古関の一つ、芭蕉をはじめ多くの歌人に詠まれてきた「白河関跡」など、見どころもたくさん。グルメでは白河ラーメン、蕎麦などの特産品も有名です。

トマトの産地【いわき地区】
 福島県の浜通りに位置するいわき地区は、スパリゾートハワイアンズなどで知られるエリアです。秋には美しい紅葉も楽しめる夏井川渓谷(写真左下)もぜひ訪れて欲しい観光スポット。多くの滝や渕があり、美しい風景が約15kmにも渡って続きます。
いわき地区は年間を通して寒暖の差が小さく、雪もほとんど降りません。温度差の小ささや、晴れ間が多く日照時間が長い気候から、豊富に農作物が育つ地域で、トマトの生産も盛んに行われています。

ふくしまのおいしい秋冬野菜

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トマト

ミネラルたっぷり。美容にも二日酔いにも◎
 1年を通して収穫されるトマト。いわき地区のトマトは冬から春にかけて収穫のピークを迎えます。ビタミンCや体内でビタミンAに変化するベータカロテンが多いほか、ビタミンB群、ビタミンE、カリウム、ルチン、マグネシウム、カルシウム、鉄、亜鉛、セレンなどの多くのミネラルを含みます。トマトの赤い色はリコピンと言われる色素で、有害な活性酸素の働きを抑える強い抗酸化作用があり、抗がん作用や動脈硬化の予防にも良いといわれています。また、二日酔いにも効果があり。

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春菊

独特の風味と香りで鍋物に欠かせない
春菊は春になると菊に似た花が咲くことからこの名前がついたといわれています。春菊はベータカロテンが豊富で、抗酸化作用により免疫力のアップや、抗がん作用があるといわれています。鉄分も豊富なので貧血予防にも良い女性に嬉しい野菜です。ビタミンAの作用で、肌や粘膜の免疫力が強くなるため、空気が乾燥し風邪などが流行するこれからの季節に向けて、風邪予防にもぴったりの野菜です。

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ニラ

古くから薬草として利用されたスタミナ野菜
体を温める作用のある温性野菜で、栄養価の高いスタミナ野菜といわれています。独特の強い香りはアリシン(硫化アリル)によるもの。ビタミンB1の吸収率をアップすることから、ビタミンB群の豊富な豚肉との相性がばっちり。餃子やレバニラなど元気になる料理にぴったりです。他にもカロテン、ビタミンB2、ビタミンC、カルシウム、カリウムなどを豊富に含みます。また、アリシンが吸収率を高めるビタミンB1は胃腸の働きを整える効果があり、風邪の予防や病後に利用されてきた野菜です。


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