柳澤ゆり子『和のある暮らしを楽しむ』

柳澤ゆり子『和のある暮らしを楽しむ』


vol.11 風呂敷ブームを先取り
〜風呂敷エコバッグでレジ袋有料化に備えます〜


■■■ はじめに ■■■

 2018年10月、環境省が、レジ袋の有料化を義務付ける事などを盛り込んだ素案を提出しました。お店によっては既に有料化されていましたが「国内では年450億枚のレジ袋が使われていると推定されている」と先日の日経新聞の記事を拝見し驚愕致しました。 海外どこへ行って買い物しても、日本の様に袋をくれる国(都市)はない為、逆に不親切だと感じた事もありますが、小さな飴やガム類ひとつを購入しても当たり前の様に袋に入れてくれる、そんな必要もないですね。
 さて、有料化が現実問題となりますと、1枚5円程度のレジ袋も日々の事であればばかになりません。マイバッグ・エコバッグを持参する方が増えると想像でき、そこで注目されそうなのが風呂敷ではないでしょうか。風呂敷を使って作る風呂敷バッグ、その中でも、先ずはこれだけ覚えておけば大活躍間違いなしの簡単な使い方をご一緒に、確認致しましょう。

■■■ 風呂敷で作る簡単エコバッグ ■■■

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1.
 風呂敷を広げ隣同士の角を真結び(固結び)します。
2. 残った2か所の角も真結び(固結び)します
3. そのままでもバッグとして使用できます!が・・・
4. 3.の片方の持ち手に残りの持ち手をくぐらせると (中身が飛び出さず)
  より安心感がアップします!


■■■ 風呂敷豆知識 ■■■

風呂敷といっても素材・サイズなど様々です。
【素材】
 正絹・レーヨン・ポリエステル・綿などがありますが、重い物を包んで(入れて)運ぶならしっかりした綿素材、もしくは軽くて水に強いポリエステルなどがお勧めです。

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※写真左:綿 写真右:ポリエステル


【サイズ】
 袱紗のような約45cmからハンカチサイズの50cm、一般的なサイズの70cm前後(68cm、75cmなど)、少し大き目で90cm、より大きなサイズの105cmや130cmもあります。ちょっとしたお買い物であれば70cm前後のサイズがカバンに入れて日々持ち歩くにはかさばらず販売されている柄のバリエーションも豊富ですが、バッグとして使用する事を考えますと、結ぶ事で元のサイズより小さくなりますので90cm以上の大きめがお勧めです。

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※写真左:97cmサイズ 写真右:75cmサイズ


【色・デザイン】

 色やデザインも沢山あり昔のイメージとは全く違います。季節で使い分ける、(バッグとして持つ訳ですから)その日の服装とコーディネートするのも楽しいです。白黒のモノトーン、撥水加工の施されたものもあります。

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■■■ 最後に 〜痛くない、重くない、軽い、かさばらない〜 ■■■

 風呂敷を選ばずとも、市販のエコバッグも軽くて折畳めてお手軽価格な商品が沢山販売されていますので、もちろんあえて風呂敷に拘る必要はありません。しかしながら風呂敷愛好家の意見としましては、持ち手の幅を自由に調整できるので、重い物を入れて腕や肩にかけても痛くありませんし細い紐の持ち手と比べても重さを感じません。また、一枚の布ですので畳んでカバンの中に忍ばせておいても軽いし邪魔になりません。包むものの形を選ばないのも良い点ですし、汚れても洗えるのはこの上なく便利です。
 つらつらと風呂敷の良さを羅列致しましたが、少し大きなハンカチを持ち歩く感覚ですので、どうぞ明日からはカバンの中に一枚風呂敷を忍ばせて、買い物の際にはさっと広げてぱっと結んでストレスフリーに持ち運びする風呂敷エコバッグ生活を実践してみて下さい。


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◎ P R O F I L E 

yanagisawa_pro.jpg歳時記・和菓子研究家 柳澤ゆり子

パリへ行く!と思い立ち仕事を辞めて渡仏。自国の文化を学ぶ必要を強く感じ、帰国後は着物・煎茶道・和菓子・折形・風呂敷・金継などを学ぶ。ほんの一滴、和のエッセンスを加える事で潤う日々の暮らし。花・茶・和菓子といった身近なアイテムを取り入れることで、四季を感じる暮らしをもっと楽しんでいただけたら、そんな想いで地元鎌倉を中心に活動中。モットーは「美味しく楽しく美しく」。

季節の和菓子と日本茶を楽しむ会・風呂敷塾を主宰。
京都造形芸大(通信)和の伝統文化コース卒業/日本茶アドバイザー/風呂敷愛好家

更新日:2018年11月7日(水)

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