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マダムのり子の「おしゃれの哲学」

 

*** VOL.11 ***


■ 秋冬の足元事情 ■

 台風の被害が出ている地域の皆様には心よりお見舞い申し上げます。

残暑の長かった今年の秋も急に寒くなってきましたね。寒くなってくると足元のおしゃれが気になりだします。今回は大人のブーツについて書いてみました。

スタイリングの出来は靴選びにかかっているといっても過言ではないと思っています。私達大人世代に多いのが、服がいい線いっているのに靴がアンバランス。これは本当に勿体ないことです。おしゃれは一枚の服だけでは完成しません。素敵な服を生かすも生かさないもコーディネート次第、その決め手は靴だと思っています。 靴を間にあわせの小物と考えたり、まったくの実用品と考えるのではなく、おしゃれを支える土台だと意識することが大事です。街ゆく人たちを眺めていても、おしゃれで素敵!と思う人は足元まで気を抜いていません。

足元が決まればおしゃれは完成するとわかっていても、かつては平気で履けていたヒールの靴が「痛くてもう無理」になっていませんか? 偉そうなことを言っているこの私も、ヒールは無理になってきています。脚の形も、健康状態も、生活スタイルも日々刻々と変わっています。ずっと自分にあう靴は無いと思い、足元をバージョンアップさせることを心がける時がそろそろやってきました。
若い頃からハイヒールを履いていた私達世代。ブーツにもヒールを選ぶことが多いと思います。でもブーツをフラットに替えるだけでバランスが変わって、ぐっとトレンド感と若々しさが出てきます。

マダムのり子おススメのブーツを紹介します。ボリューム感もカジュアル度もちょうどいい靴。そんな基準で選んでいます。履きなれたスニーカーの快適さをそのままに、秋冬の服にしっくりなじむ靴とは?

●エンジニアブーツ●
アメリカでもともとは労働者の足を守るために作られたのが発祥。重厚感のあるメンズライクなフォルムが特徴です。

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●ワークブーツ●
実用的なワーキングブーツ。 イギリスの老舗ブランドのドクターマーチンが老若男女に人気。

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●サイドゴアブーツ●
履き口の両サイドに伸縮性のあるゴムが施されたブーツ。着脱のしやすさやすっきりとしたフォルムで人気のブーツ。

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足元のバランスを変えると、去年までの服も全く違う気持ちで着こなせます。とことんメンズライクに履きこなしてもよし、ちょっと外したアイテムとしてパンツは勿論スカートとも好相性です。最近ではGUなどのファストファッションブランドでもブーツがお手軽な価格で販売されています。はじめての型にチャレンジしてみるには最適かもです。履きこなせることが確認できたら少しお高めのブーツを購入してみるのも良いかもです。

是非、秋冬の足元のおしゃれを楽しんでください。

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0109nobuko_e.jpgパーソナルスタイリスト
信田 教子(のぶた のりこ)

専業主婦から50歳で資格を取り、パーソナルスタイリストに。悩みが生じてくる50代こそスタイリングで自分を変えられるという信念の基、メンタリティーをあげるコーディネートのお手伝いをしている。ショッピングアテンド、ショッピングクルーズ、ワードローブ診断、各種講座を開催。ショップチャンネルのゲスト出演も務めるなど幅広く活躍中。

更新日:2019年11月6日(水)