令和2年度夏季展 財団設立70周年記念
【特集】翁 −大名細川家の能の世界−

令和2年度夏季展 財団設立70周年記念<br />【特集】翁 −大名細川家の能の世界−

縹地蜀江様袷狩衣はなだじしょっこうもようあわせかりぎぬ」江戸時代(18世紀後半〜19世紀前半)、永青文庫蔵、通期展示


 細川家は、南北朝時代に遡る700年の歴史を有し、江戸時代には肥後熊本54万石を治めた大名です。そして、細川家に伝えられた国宝・重要文化財を含む9万点以上の文化財を所蔵しているのが永青文庫(東京都文 京区)です。永青文庫は今年、財団設立70周年を迎え、それを記念して「翁 ―大名細川家の能の世界―」を2020年7月23日(木)〜8月30日(日)に開催いたします。
 室町時代に観阿弥・世阿弥父子が大成した能は、日本の代表的な古典芸能として海外でも高い評価をうけています。細川家では初代・細川幽斎(藤孝)を始め、歴代の藩主が能の文化に心を寄せ、藩主たちも自ら舞台に上がりました。そのため、細川家の拠点となった熊本や東京には、能面・能装束・楽器や小道具なDO約900点の能楽コレクションが伝来しています。
 この能の原点ともいわれる演目「翁」は、翁面をかけることで演者は神になり、その舞によって世の安泰を祈願する特別な演目です。本展では「翁」を起点として、能に流れ込む祈りと信仰、それらを背負った様々な神の存在や意味を、細川家伝来の能面や能装束を通して探求します。併せて細川家と能の密接な関係を示す貴重な歴史資料も展覧します。本展は、日本博「主催・共催型プロジェクト」のうち「翁プロジェクト ―能楽の原点から日本を探る」の一環として開催されます。本展を通して、日本の多彩な能・翁・神の世界をぜひご鑑賞ください。

細川家伝来品から、珠玉の能面・能装束を紹介!

細川家の藩主が愛用した能面や能装束は、代々大切に保管されてきました。約900点以上にものぼる大名 家の能楽コレクションは、類例の少ない貴重な資料です。 本展では、その貴重な資料を「1章 翁とは」「2章 細川家の能装束」「3章 細川家の能面」「4章 細川 家と能」で構成し、展示します。

●1章 翁とは
「翁」は、天下泰平・国土安穏・延命長寿・五穀豊穣を祈念して舞う、神聖で特別な演目です。細川家に おいてもたびたび演じられ、永青文庫には「翁」に関わる細川家伝来の翁面や装束が揃って残されています。

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(左)重要美術品 「翁 (白色尉)おきなはくしきじょう」 「日光作/満昆(花押)」金泥極 室町時代(15 世紀)、永青文庫蔵、前期展示
(中央)「三番叟(黒色尉)さんばそうこくしきじょう」 室町時代(16世紀)永青文庫蔵(熊本県立美術館寄託)、後期展示
(右)「縹地蜀江様袷狩衣はなだじしょっこうもようあわせかりぎぬ」 江戸時代(18 世紀後半〜19 世紀前半)、永青文庫蔵、通期展示


●2章 細川家の能装束

永青文庫には、細川家伝来の装束が500 点近く保管され、江戸時代から近代にかけて高度な染織技術により作られた豪華絢爛な作品が多く見られます。細川家の膨大な装束類の中から、選りすぐりの作品をご覧ください。


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(左)「金地蝶撫子模様唐織きんじちょうなでしこもようからおり」江戸時代(19世紀前半)、 永青文庫蔵、前期展示
(右)「薄黄紅縹白段桐藤杜若模様縫箔うすきべにはなだしろだんきりふじかきつばたもようぬいはく」江戸時代(18世紀)、永青文庫蔵、前期展示


●3章 細川家の能面

永青文庫には、細川家伝来の能狂言面が163 面確認され、演能に必要なほとんどの種類を網羅しています。 大名家伝来の能狂言面は多くが散逸してしまっていますが、永青文庫では極めて貴重な質と量を保っています。

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(左)「小面」「天下一近江焼印」江戸時代(17〜18 世紀)、永青文庫蔵、前期展示
(右)重要美術品 「般若」 伝 般若坊作 室町時代(16 世紀)、永青文庫蔵、後期展示


●4章 細川家と能

初代細川藤孝(幽斎、1534~1610)から現在に至るまで、細川家は能楽に深く関わりました。藤孝とその息子・忠興(三斎、1563〜1645)の出演記録など貴重な史料も展示します。

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(左)「丹後細川能番組(古来番附)たんごほそかわのうばんぐみこらいばんづけ」 桃山時代(16世紀)成立、享保7年(1722)書写
    永青文庫蔵(熊本大学附属図書館寄託)、通期展示
(右)「牡丹蒔絵太鼓胴ぼたんまきえたいこどう」江戸時代(19 世紀)、永青文庫蔵、 通期展示


【日本博と翁プロジェクトについて】
日本博とは、2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした文化プログラムで、全国で「日本の美」を体現する美術展などを開催することにより、日本人の美意識を国内外にアピールし、国際親善に寄与することを目指しています。 翁プロジェクトとは、能楽の「翁」をテーマに、展覧会と公演の両輪によって、日本文化における「翁」の意義を広く日本全国さらには世界に発信することを目指すものです。


【開催概要】
■期間/2020年7月23日(木・祝)〜8月30日(日)
※会期中、一部展示替えがあります。
前期 7月23日(木・祝)〜8月10日(月・祝)、後期 8月12日(水)〜8月30日(日)
■場所/永青文庫(東京都文京区目白台 1-1-1)
■開館時間/10時〜16時30分 (入館は16時まで)
■休館日/月曜日(但し8/10は開館し、8/11は休館)
■入館料/一般1,000円、シニア(70 歳以上)800円、大学・高校生500円
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料。
[主催]翁プロジェクト実行委員会、文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会
[特別協力]熊本県立美術館
※マスク着用の上、ご来館ください。当館の新型コロナウイルス感染拡大予防については、ホームページをご覧ください。

◎ホームページ→ http://www.eiseibunko.com/exhibition.html


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★申込み締切 7/20(月)12:00まで
※当選者の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。

更新日:2020年7月9日(木)

翁 −大名細川家の能の世界−
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