クールベと海展―フランス近代 自然へのまなざし

クールベと海展―フランス近代 自然へのまなざし

ギュスターヴ・クールベ 《波》 1869年 油彩・カンヴァス 愛媛県美術館

 19世紀フランスを代表するレアリスム(写実主義)の巨匠ギュスターヴ・クールベ(1819-1877)。クールべが描いた海をテーマに、同時代の画家たちが描いた風景画も展観する本展は、とりわけクールベが1860年代以降に集中的に取り組んだ「波」連作を中心に紹介し、レアリスムの巨匠が捉えた海景画の同時代性と特異性に迫ります。
 クールベは、現実を理想化して表現するそれまでの絵画を否定し、目の前の世界をあるがままに描くことで、既存の政治や美術制度に敵対的な態度を表明してきました。一方でクールベは、故郷フランシュ=コンテ地方の切り立った山や森、そこに息づく動物たち、フランス北部のノルマンディー地方の海など、厳しい自然の姿を繰り返し描いています。
 スイス国境近くの山々に囲まれた小さな町オルナンに生まれたクールベが、初めて海を目にしたのは22歳の時。うねる波、どこまでも続く水平線に圧倒され、特に1860年以降、好んでその情景を描き、当時の人々から賛辞を得ました。波のみに肉薄したクールベの作品には、それまでの時代に描かれた物語性や感傷性に富む海とも、後の世代が描いた海水浴や浜辺での社交の情景を描いた身近な海とも、異なる視点で海が捉えられています。
 本展では、クールベの海の絵画を中心として、故郷を描いた風景画や狩猟画、またモネやブーダンなど他の画家たちによる海を描いた作品を含む約60点を展観し、海、そして自然へのまなざしが大きく変わる時代にこの近代絵画の革新者がどのように自然と対峙したかを探ります。

■開館時間/10時〜18時(入館は17時30分まで)
※5月7日(金)、6月4日(金)は夜間開館のため20時まで開館(入館は19時30分まで)
■休館日/水曜日(但し5月5日は開館)
■入館料/一般1,000円、65歳以上900円、大学生700円、中・高校生500円、小学生以下無料
※障がい者手帳を提示の方、および付添者1名まで無料
■主催/パナソニック汐留美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
■協賛/ライオン、DNP大日本印刷、損保ジャパン
■後援/在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本、港区教育委員会
■協力/日本航空、船の科学館「海の学びミュージアムサポート」
■問合せ/050(5541)8600(NTTハローダイヤル)
■会場/パナソニック汐留美術館  港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階

◎公式HP→ https://panasonic.co.jp/ls/museum/
◎公式フェイスブック→ https://www.facebook.com/shiodome.museum


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★申込み締切 4/16(金)12:00まで
※当選者の発表は観覧券の発送をもってかえさせていただきます。


更新日:2021年4月7日(水)

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