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《おとな時間を楽しむ》 レディ東京 編集長のイチオシ!【vol.20】

おとな時間を楽しむ
好きなものは好きな器で 蕎麦のうつわ

おとな時間子どもの頃からの蕎麦好きです。デパートのお好み食堂に入ってもチキンライスに国旗が刺さった楽しいお子様ランチより、ざるそば。ですから、今でもよく蕎麦をいただきますし、これが人生最後の食事と言われたら、迷わず蕎麦を選びます。それも冷たい蕎麦。手打ちの二八蕎麦を、甘さ辛さが程よいつゆにサッとくぐらせてズズッと啜る。ネギと山葵だけのシンプルな“せいろ”がいいですね。
手打ち蕎麦の店は全国にたくさんあって、蕎麦自体はどこもそこそこ美味しいけれど、キメ手となるのはつゆの味加減です。私は東京の出身ながら、ちょっぴり甘めが好きなのですが、甘みの足りないつゆが多い。ここがピッタリ好みに合うと満足感が倍増します。
そんなわけで蕎麦のうつわにはこだわりがあります。写真はずっと前から愛用している作家ものの蕎麦のうつわ。せいろと蕎麦湯入れ、蕎麦猪口いろいろです。彫り跡が残る厚手の生地に少しだけ蒔絵が施してあって、なんとも男前な感じが好きなのですが、作家さんは小柄な女性です。蒔絵がアクセント程度の分量なのがなんともお洒落。せいろは紙を敷いて天ぷらを乗せても素敵です。また、江戸後期の古伊万里の蕎麦猪口もお気に入りで、こちらもよく使います。素材感の違ううつわはテーブルにメリハリが付いて楽しいと思います。

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更新日:2025年1月8日(水)