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【特集】没後190年 木米【プレゼント応募〆切1/20】

展覧会ポスター_没後190年 木米

江戸時代後期の京都を代表する陶工にして画家である文人・木米(もくべい・1767~1833)は、京都祇園の茶屋「木屋」に生まれ、俗称を「八十八」と言います。木屋あるいは氏の「青木」の「木」と、八十八を縮めた「米」に因んで「木米」と名乗りました。また、中年に耳を聾したことに由来する「聾米」のほか、「龍米」「九々鱗」「青來」「百六山人」「古器觀」などの号があります。
木米は、30代で中国の陶磁専門書『陶説』に出会い、これを翻刻しつつ本格的に陶業に打ち込みました。その作品は、優れた煎茶器から茶陶まで、多岐にわたります。熱心な古陶磁研究を土台に広い視野をもち、古今東西の古陶磁の美と美を、因習を越えて結びつけ新しい美をひらいていく創造性が木米のやきものにはあらわれています。
一方、木米がとりわけ50代後半から精力的に描いた絵画は、清らかで自由奔放な作風が魅力的です。その多くは友人への贈り物とした山水図であり、交友関係や木米自身の人柄を想像しながら鑑賞すると、より一層味わい深く感じられます。
さて、文人・木米を知る上で欠かせないものは、その壮大な遺言でしょう。「これまでに集めた各地の陶土をこね合わせ、その中に私の亡骸を入れて窯で焼き、山中に埋めて欲しい。長い年月の後、私を理解してくれる者が、それを掘り起こしてくれるのを待つ」と言ったと伝わります(田能村竹田『竹田荘師友画録』)。
本展では、当時の文人たちが憧れた木米の個性あふれる屈指の名品を一堂に紹介します。木米の陶磁、絵画、交友を通して、その稀有な生涯と木米芸術の全貌に触れる貴重な機会となります。

[文人とは?]
木米が生きた時代の日本における「文人」は、中国の文人の詩書画三絶の世界に憧れをもち、中国の学問や芸術の素養を身に付けた人々です。彼らは独自の文人ネットワークを構築して活発に交流し、お互いの個性を尊重しながら思い思いに文人としての生き方を追求しました。

(左)重要文化財 兎道朝潡図 木米 一幅 江戸時代 19世紀 個人蔵
【展示期間:3/1~3/26】
(右)重要文化財 染付龍濤文提重 木米 一具 江戸時代 19世紀 東京国立博物館
Image: TNM Image Archives 【通期展示】

展示構成

第一章:文人・木米、やきものに遊ぶ

(左)染付輪花形浙江名勝図皿 木米 一枚 文化6年(1809) 個人蔵【通期展示】
(右)三彩鉢 木米 一口 文化4~5年(1807~1808) サントリー美術館【通期展示】

第二章:文人・木米、煎茶を愛す

(左)紫霞風爐 木米 一基 文政7年(1824) 個人蔵【通期展示】
(右)金襴手花鳥文煎茶碗 木米 五口 江戸時代 19世紀 早稲田大学會津八一記念博物館(富岡重憲コレクション)【通期展示】

第三章:文人・木米と愉快な仲間たち

(左)木米喫茶図(部分) 田能村竹田 一幅 文政6年(1823) 個人蔵【展示期間:2/8~2/27】
(右)雲華上人宛書状 木米 一幅 江戸時代 19世紀 個人蔵【展示期間:3/1~3/26】

第四章:文人・木米、絵にも遊ぶ

(左)聴濤図 木米 一幅 文政9年(1826) 公益財団法人脇村奨学会 【展示期間:2/8~2/27】
(右)重要美術品 化物山水図 木米 一幅 文政12年(1829) 個人蔵【展示期間:3/1~3/26】

■展覧会名/没後190年 木米
■会期/2月8日(水)~3月26日(日)
※作品保護のため、会期中展示替を行います。
※会期は変更の場合があります。
■会場/サントリー美術館
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
交通機関(東京ミッドタウン[六本木]まで)
都営地下鉄大江戸線六本木駅出口8より直結
東京メトロ日比谷線六本木駅より地下通路にて直結
東京メトロ千代田線乃木坂駅出口3より徒歩約3分
■開館時間/10時〜18時(金・土は10時〜20時)
※2月22日(水)、3月20日(月)は20時まで開館 
※いずれも入館は閉館の30分前まで
※開館時間は変更の場合があります。
■休館日/火曜日 ※3月21日は18時まで開館
■入館料/一般1,500円、高校・大学生1,000円、中学生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方は、ご本人と介護の方1名様のみ無料
■主催/サントリー美術館、朝日新聞社
■協賛/三井不動産、三井住友海上火災保険、サントリーホールディングス
■TEL/03-3479-8600

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★申込み締切 1/20(金)12:00まで
※当選者の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます

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更新日:2023年1月11日(水)