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【特集】ライトアップ木島櫻谷II ― おうこくの線をさがしに 併設四季連作屏風【応募〆切3/21】

ライトアップ木島櫻谷II
― おうこくの線をさがしに 併設四季連作屏風_泉屋博古館東京

息を飲む、やがて溜息、櫻谷の線。

大正中期に大阪・天王寺の茶臼山に建てられた住友家の本邸を飾るため、木島櫻谷によって描かれた「四季連作屏風」を全点公開し、櫻谷の絵画表現の特質をライトアップする展覧会シリーズ「ライトアップ木島櫻谷」の第二弾。今回は特に、《かりくら》や《唐美人》をはじめとする櫻谷の人物画にスポットをあてるとともに、まさしく山のように遺された櫻谷の写生帖をいつもより増量して展示し、櫻谷の線描の妙を探訪します。写生する線のスピード感と臨場感、本画には息の長い繊細な線からフリーハンドによる粗放ながら的確な線まで、それは息を飲むほど美しく、その大胆さには溜息をつくほどでしょう。
併せて、公益財団法人住友財団が推進してきた文化財維持・修復事業助成により蘇った作品から、14世紀に描かれた仏画《十一面観音菩薩像》と、狩野山雪の代表作《歴聖大儒像》を展示し、文化財修復の最前線を紹介します。

《 展示構成(予定)

1. 櫻谷の写生帖、なんども繰り返し写した線の軌跡。

ライトアップ木島櫻谷II
― おうこくの線をさがしに 併設四季連作屏風_泉屋博古館東京

(左)木島櫻谷《写生帖》より「狩衣姿の写生」明治時代、櫻谷文庫
(右)木島櫻谷《写生帖》より「村婦」明治39年(1906)櫻谷文庫

2. 息遣い、感情、存在感…、櫻谷の線は語る。


ライトアップ木島櫻谷II
― おうこくの線をさがしに 併設四季連作屏風_泉屋博古館東京

(左)木島櫻谷《唐美人》大正時代・20世紀泉屋博古館東京
(中央・右)木島櫻谷《かりくら》明治43年(1910) 櫻谷文庫

ライトアップ木島櫻谷II
― おうこくの線をさがしに 併設四季連作屏風_泉屋博古館東京

(左)木島櫻谷《帰農図》大正元年(1912)泉屋博古館東京
(右上下)木島櫻谷《猛鷲波濤図屏風》明治36年(1903)泉屋博古館

3. 線がおりなすハーモニー、住友家本邸を飾った四季連作屏風。


ライトアップ木島櫻谷II
― おうこくの線をさがしに 併設四季連作屏風_泉屋博古館東京

(上)木島櫻谷《秋草図》大正12年(1923)泉屋博古館東京
(下)木島櫻谷《柳桜図》大正6年(1917)泉屋博古館東京

■展覧会名/企画展 ライトアップ木島櫻谷II―おうこくの線をさがしに 併設四季連作屏風
■会期/2025年4月5日(土)〜5月18日(日)※会期中展示替えなし
■会場/泉屋博古館東京(東京・六本木)
(〒106-0032
東京都港区六本木1丁目5番地1号)
■開館時間/11時〜18時 ※金曜日は19時まで開館 ※入館は閉館の30分前まで
※金曜日は19時まで開館(入館は18時30分まで)
■休館日/月曜日、5/7(水)※5/5・5/6は開館
■入館料/一般1,200円 学生600円 18歳以下無料
■主催/公益財団法人泉屋博古館、毎日新聞社
■問い合わせ/TEL: 050-5541-8600(ハローダイヤル)
■アクセス/
東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅下車
北改札正面 泉ガーデン1F出口より屋外エスカレーターで徒歩3分
東京メトロ日比谷線「神谷町」駅下車 4b出口より徒歩10分
東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅下車 13番出口より徒歩10分

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★申込み締切 3月21日(金)12:00まで
※当選者の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。

更新日:2025年3月5日(水)