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《おとな時間を楽しむ》
レディ東京 編集長のイチオシ!【vol.7】

軽井沢安東美術館_ ようこそ藤田嗣治のお家へ
わざわざ訪ねる価値あり「軽井沢安東美術館」
1周年記念特別企画「ようこそ藤田嗣治のお家へ」

「軽井沢安東美術館」をご存知ですか? 藤田嗣治(レオナール・フジタ)だけを収蔵・展示する世界でただ1つの美術館として2022年10月に設立。創立者の安東泰志・恵夫妻が自宅の壁一面にかけて慈しんできた約200作品が収蔵・展示されているのです。藤田ファンの私は取材を兼ねて軽井沢を訪ねました。
1周年特別企画「ようこそ藤田嗣治のお家へ」では、赤・緑・黄・青の4つの部屋でテーマに沿って、初期から晩年までの藤田の人生を辿れるほか、アトリエや自宅で過ごすプライベートな藤田の姿や直筆のメモが書かれた手帳も公開されています。初公開の作品も多く見応え十分。当時パリで高く評価された乳白色の肌色や色を抑えた表現は、墨絵や日本画を彷彿とさせ、長くパリに暮らす藤田の中の日本を感じました。パリっ子にはそこが新鮮に映ったのですね。また、藤田の象徴ともいえる少女と猫の作品群はため息が出るほど可愛らしい。それも裸婦像などに見られる画力の高さがあってこそで、藤田の凄さを再認識しました。
軽井沢までは東京駅から新幹線で1時間ちょっと。藤田嗣治の魅力が迸る軽井沢安東美術館は、東京から訪ねる価値のある美術館でした。

1周年記念特別企画 「ようこそ藤田嗣治のお家へ」
■会期/〜2024年2月20日(火)10時〜17時
■会場/軽井沢安東美術館
■所在地/長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東43番地10
https://www.musee-ando.com/

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更新日:2023年11月1日(水)