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【特集】上野アーティストプロジェクト2022「美をつむぐ源氏物語―めぐり逢ひける えには深しな―」【応募〆切11/18】

上野アーティストプロジェクト2022 「美をつむぐ源氏物語―めぐり逢ひける えには深しな―」
「上野アーティストプロジェクト」は、「公募展のふるさと」とも称される東京都美術館の歴史の継承と未来への発展を 図るために、2017 年より開始したシリーズです。その第6弾となる本展は、「源氏物語」がテーマです。
平安時代中期に紫式部が執筆した源氏物語には、四季折々の美しい情景とともに、多数の登場人物が魅力的に 描かれています。主人公・光源氏を中心に描かれる人間模様は、現代の私たちにも通じるものがあります。読者は登場人物と自分とを重ね合わせ、物語に感情移入することができるからこそ、約 1000 年の間変わらず読み継がれてきた のではないでしょうか。そして、長い間広く親しまれてきた中で、美術工芸や芸能などにも広く影響をもたらし、時代や文化を超えて人びとを魅了してきました。
本展では、源氏物語が持つ多様性をもとに、書、ガラス工芸、染色、絵画など7名の多彩なジャンルの作家をご紹介します。現代作家のバラエティに富んだ作品にひろがる源氏物語の世界や、現代まで紡がれてきた美意識をご堪能ください。
副題は、源氏物語第14帖「澪標」のなかで、光源氏が明石の君に宛てた「みをつくし 恋ふるしるしに ここまでも めぐり逢ひける えには深しな」という和歌から取りました。この和歌は恋文ですが、いつの時代も「えに(縁)」は大切にされてきました。そして人との出会いはもちろん、美術館で作品とめぐり逢うことも、ひとつの縁と言えるのではないでしょうか。 本展が、人や社会とのつながり方が変化しているコロナ禍において、私たちの生活を見つめ直す機会となれば幸いです。

◆出品作家(50音順)
・青木寿恵(1926―2010) ・石踊達哉(1945―) ・高木厚人(1953―/臨池会)
・鷹野理芳((1959―/日本書道美術院) ・玉田恭子(日本ガラス工芸協会)
・守屋多々志(1912―2003/日本美術院)
・渡邊裕公(1950―/光風会)

◆展覧会のみどころ

1. 新感覚の源氏物語展

絵巻や屏風などに描かれた絵画だけでなく、書、ガラス工芸、染色という多彩な手法で表現した作品を通して、新たな 視点から源氏物語の世界を体感していただけます。

2. 源氏物語をわかりやすく紹介

源氏物語は、全54帖と長編であることに加え、登場人物が多いことから読破するにはとても時間がかかります。本展では、作品を鑑賞する手引きとして、物語のあらすじや人物関係をわかりやすくご紹介します。

3. 源氏物語がつなぐ美の饗宴

これまで5回開催してきた上野アーティストプロジェクトでは、書と美術を隔年で取り上げてきましたが、本年はその2つを同時に展示いたします。源氏物語をテーマとした書と美術の作品による美の饗宴に、ぜひご注目ください。

【第1章 和歌をよむ】

源氏物語では、物語のなかに収められた795首の和歌を通して、登場人物の喜怒哀楽やその時の情景が表されています。また、書風に関する記述が数多く見られ、当時のかなに対する美意識も伺うことができます。本章では、源氏物語を「美のバイブル」と位置付け、独自の感性で和歌を解釈・表現する鷹野理芳と、洗練された空間構成と巧みに使い分けられた筆遣いによって、和歌が詠まれた情景を表現する高木厚人の作品から、源氏物語の世界を紹介します。

鷹野理芳《垣間見 玉鬘「蛍の巻」より》2022年_高木厚人《ふぢつぼのゆめ》2012年

(左)鷹野理芳《垣間見 玉鬘「蛍の巻」より》2022年 作家蔵
(右)高木厚人《ふぢつぼのゆめ》2012年 作家蔵

【第2章 王朝のみやび】

華やかな王朝の世界を描く源氏物語には、日本の美意識の根幹となる四季の移ろいや豊かな自然の風景が豊かに表現されています。のちにその様子が絵画化されたことで具体的なイメージが構築されると、さまざまなジャンルで受容され、現在もなお色あせることのない美の拠り所となっています。本章では、現代の視点からみやびな王朝の風景を表した、ガラ ス工芸の玉田恭子・染色の青木寿恵・絵画の石踊達哉の作品を紹介します。

青木寿恵《源氏物語》1976年頃_玉田恭子《紫之にき》2019年_石踊達哉《真木柱》1997年

(左)青木寿恵《源氏物語》1976年頃 寿恵更紗ミュージアム蔵
(右上)玉田恭子《紫之にき》2019年 作家蔵
(右下)石踊達哉《真木柱》1997年 講談社蔵

【第3章 歴史へのまなざし】

紫式部は、単なる虚構の物語として源氏物語を執筆したのではなく、物語を通して社会の道理や歴史の重要性、人間の本質を伝えようとしました。また、さまざまな分野に影響をもたらし、各時代の特色を取り入れ、受け継がれてきた源氏物語の歴史を理解することは、日本の歴史や文化を知ることにもつながると言えるのではないでしょうか。
本章では、歴史画家の守屋多々志と、背景にカラーボールペンで歴史的な絵画を描く渡邊裕公の作品を通して、源氏物語やその歴史について考えてみたいと思います。

渡邊裕公《千年之恋~源氏物語~》_守屋多々志《澪標「住吉詣」》

(上)渡邊裕公《千年之恋~源氏物語~》2016年 作家蔵
(下)守屋多々志《澪標「住吉詣」》1991年 個人蔵

■展覧会名/上野アーティストプロジェクト2022「美をつむぐ源氏物語―めぐり逢ひける えには深しな―」
■会期/2022年11月19日(土)〜2023年1月6日(金)
■会場/東京都美術館 ギャラリーA・C
■休室日/11月21日(月)、12月5日(月)、19日(月)、29日(木)〜2023年1月3日(火)
■開室時間/9時30分〜17時30分(入室は閉室の30分前まで)
■夜間開室/11月25日(金)、12月2日(金)、9日(金)、16日(金)、23日(金)は9時30分〜20時
※入室は閉室の30分前まで
■観覧料/一般 500円 / 65歳以上 300円
※学生以下は無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
※学生の方、65 歳以上の方、各種お手帳をお持ちの方は、証明できるものをご提示ください
※特別展「展覧会 岡本太郎」〈会期:2022年10月18日(火)〜12月28日(水)〉のチケット提示にて入場無料
※事前予約なしでご覧いただけます。ただし、混雑時に入場制限を行う場合がございますのでご了承ください
■主催/公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館
■お問い合わせ/東京都美術館 03-3823-6921

展覧会ウェブサイト

★こちらの観覧券を5組10名様にプレゼント!
★申込み締切 11/18(金)12:00まで
※当選者の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。

更新日:2022年11月2日(水)

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