四季を通して温暖な気候と緑豊かな山々、燦々と降り注ぐ太陽。和歌山の気候風土は美味しい農産物を育みます。これから旬を迎える生産量全国1位の「みかん」、味わい濃厚でフルーツのような甘さの「ミニトマト」を紹介します。
気候風土が育んだ味わい豊かな和歌山のみかん
和歌山県はみかんの生産量全国第1位。県内のいたる所でみかんが栽培されています。特に紀伊半島の中ほどに位置する有田地域は「有田みかん」の産地として有名。このエリアは1年を通じて温暖な気候で、昼夜の寒暖差が少なくみかん栽培にはうってつけの環境です。また、有田地方の特徴的な風景となっているのが、石垣で組まれた段々畑。これこそが美味しいみかんの秘訣。この石垣は畑が崩れるのを保護するだけでなく、排水効果、保温効果、光の反射効果をもたらし、味のよいみかんを生み出します。
露地栽培のみかんは9月下旬ごろから始まり、蔵出しの2月ごろまで出回ります。はじめはさわやかな酸味を感じる極早生みかん、次に甘さと酸味のバランスが取れた早生みかん、さらに貯蔵で酸味が抜けてまろやかな甘みを楽しめる蔵出しみかんまで、時期によっていろいろなみかんの味を楽しめます。
また、みかんは美味しいだけでなく、体に良い栄養もたっぷり。ビタミンCやリコピン、β‐カロテン、カリウムなどが含まれ、袋やスジには食物繊維も多く含む体も喜ぶフルーツです。
和歌山が誇る濃厚、高糖度ブランドミニトマト
河川や緑の山々など美しい自然の恩恵を受け、さまざまな農産物が生産されている和歌山県ですが、高糖度のミニトマトも特産品の一つ。県内では約50ヘクタールでミニトマトが栽培されており、印南町や日高町が主な産地となっています。どの生産者も厳密な水管理、日射やハウスの温度調整を行いますが、なかには湿度や二酸化炭素濃度の調整にもこだわる生産者もいるなど、糖度が高くかつ果皮が薄いジューシーな果実を育てあげます。また、美味しさが長持ちする房どりなど特徴あるミニトマトが栽培されています。
【和歌山のブランドミニトマト】
●赤糖房(あかとんぼ)/房どり、糖度8.5以上[品種:キャロルセブン]甘くて美味しいのはもちろん、房どりなのでトマトの香りが楽しめ、鮮度が長持ちします。
●優糖星(ゆうとうせい)/粒どり、糖度8以上[品種:キャロルセブン]キャロルセブンの特徴である甘みと酸味のバランスがよい粒どりのミニトマト。
●王糖姫(おとひめ)/粒どり、糖度7以上[品種:アイコ]細長い果実で果肉が厚く、みずみずしくてジューシーな食感。
●銀座三越
本館地下3階 サン・フルーツで和歌山の早生みかん、柿のPR販売を行います。また、新館9階の「みのる食堂」・「みのりカフェ」では11月12日(土)〜30日(水)まで、和歌山県産果実を使用したメニューが味わえます。
●伊勢丹新宿店
本館地下1階 フレッシュマーケットで和歌山の美味しいものをバラエティ豊かにラインナップ。甘みが濃い早生みかん、ミニトマト、柿のほか、水産物やジビエなどのPR販売を行います。
【問合せ】
和歌山県農業協同組合連合会 果樹園芸部 TEL.073(488)5581
和歌山県農林水産部食品流通課 TEL.073(441)2819
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※写真はイメージ
更新日:2022年11月2日(水)