三浦綾子による小説「母」を、山田火砂子監督が映画化。「蟹工船」で知られる小林多喜二の母・セキの半生を描いた「母 小林多喜二の母の物語」。貧しい家に生まれ15歳で小林の家に嫁いだセキ。三男三女を生み育てたが長男は病死、次男があの多喜二である。学校を卒業した多喜二は銀行員になったが、次第に貧しい人の味方となって小説を書き、反戦を訴え続ける。そんな彼の小説は危険思想とみなされ、多喜二は国家権力によって殺されてしまう。そんな折、教会を訪れたセキは、何も悪い事をしていないのに殺されたイエスと多喜二の姿を重ね、思いを巡らす...。
セキ役の寺島しのぶをはじめ、塩谷瞬、渡辺いっけい、佐野史郎らが出演。6月からは「なかのゼロ視聴覚ホール」「府中グリーンプラザけやきホール」「大泉ゆめりあホール」にて、日時限定で上演します。
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更新日:2017年6月7日(水)