マダムのり子の「おしゃれの哲学」

マダムのり子の「おしゃれの哲学」



*** VOL.05 ***


■ 人生の先輩から学ぶ生き方 ■

今回は私が大事にしている詩の絵本をご紹介させていただきます。
「もしも人生をやりなおせるなら」より
(ナディーン・ステア著/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

『  もしも人生をやりなおせるなら、こんどはもっとたくさん失敗したい。よけいな力をぬいて、いつもリラックスして暮らす。

そして、おかしなことをたくさんする。

もう何でも深刻にうけとめることはやめる。

チャンスがあればなんどでも挑戦する。

もっとどんどん旅に出て、もっとたくさん山に登り、もっといろんな川で泳ぎたい。

好きなだけアイスクリームを食べ、無理して豆ばかり食べるのはよそう。

きっと いまよりも問題は増えるかもしれない。

でも、頭の中だけの心配事は減るだろう。

ごらんのとおりわたしは、ごくふつうの人間です。
いつだって、どんなときでも、こつこつまじめに生きてきました。

ああ、そんなわたしの人生にも、
生きる喜びを感じた瞬間がいくどかありました。

もしも人生をやりなおせるなら、

あんな ひと時が たくさんほしい。

本当にそれだけで、あとはなにもいらない。

ただ長生きするために今日を過ごすのではなく。
一瞬一瞬を大切に生きる。

体温計や湯たんぽ、レインコートやパラシュートがなければどこにも出かけられない、
わたしはそんな用心深いタイプの一人でした。

もう一度人生があるとしたら、
こんどはもっと身軽に旅に出よう。

もしも  人生を  やりなおせるなら、

春から秋の終わりまで、ずっと素足のままで暮らす。
もっとたくさんダンスを踊る。
もっとたくさんメリーゴーランドに乗る。
そして、もっとたくさん ヒナギクをつむ。 』

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この詩は、数十年前、アメリカの片田舎住むごく平凡な女性が85年の生涯を振り返りながら書いた一遍の詩です。時代や国をこえて、今も静かに読み継がれている不思議な魅力をもった絵本なのです。

詩の中に出てくる多くの言葉に共感するのは言うまでもないのですが、今を大事にしよう、今できることはすべてやろう! そんな勇気をくれる詩。これからの生き方に迷う世代の私たちの背中を押してくれている気がするのです。

人生50年。かつてはそう唱えられた寿命はぐんぐん延び、今や100年時代とも言われるようになりました。この時代を時間を、いかに豊かに生きるか? 年齢に抗ってまで無理を重ねるのではなく、年齢を重ねた自分を受け入れることも大事だと思います。歳を取ると言うことは一種の逆成長と受け止め、衰えることを面白がって生きて行きたい。

なにげない毎日が意味のあることなのだとこの詩が教えてくれるから、これからはいい旅をして、いい本を読んで、いい人と出会い、そして、思い切り自分勝手なおしゃれをする。好きなものを自分らしく、この年代だからこそ楽しめるおしゃれを自由に謳歌したい。ファッションは自己満足です。

今の好みがこの先どうなっているかわからないけど、それはそれでよい。とりあえず今が良ければ。周囲の評価や先のことなど考えずに気楽に今の自分を満喫しよう。時に間違えても誠実で正直でありたい。

先日、お亡くなりになった樹木希林さんが仰っていた言葉。「おごらず、人とくらべず、面白がって、平気に生きればいい」。そう、人と比べない。比べるのは昨日の自分でだけでいい・・・目の前にチャレンジできるものがあるならば、迷うことなくチャレンジしよう。いつも自分に言い聞かせています。現に、文才の全く無い私がこのコラムを書かせて頂いているのももの凄いチャレンジですから(笑)。これからの人生、面白がって生きていきましょう!


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おしらせ!★★
 6月11日 火曜日 23時〜
ショップチャンネルにゲスト出演いたします。
アプローズコー・ニューヨークの新作をご紹介させていただきます。

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 ■  P R O F I L E  ■ 

0109nobuko_e.jpgパーソナルスタイリスト
信田 教子(のぶた のりこ)

専業主婦から50歳で資格を取り、パーソナルスタイリストに。悩みが生じてくる50代こそスタイリングで自分を変えられるという信念の基、メンタリティーをあげるコーディネートのお手伝いをしている。ショッピングアテンド、ショッピングクルーズ、ワードローブ診断、各種講座を開催。ショップチャンネルのゲスト出演も務めるなど幅広く活躍中。

更新日:2019年5月8日(水)

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