フランスの新年に欠かせないフランスの伝統菓子 ガレット・デ・ロワ

フランスの新年に欠かせないお菓子と言えばガレット・デ・ロワ(galette des rois)。もともとフランスでは1月6日の公現祭(エピファニー)を祝う際に食べられる伝統菓子です。

バターの香り豊かなサクサクのパイ生地の中には風味豊かなアーモンドクリームがたっぷり。またパイの表面にはレイエと呼ばれる美しい飾り模様が描かれていて、月桂樹は「勝利」、太陽は「生命力」、矢羽根の麦の穂は「豊穣」、格子模様はひまわりで「栄光」を意味しています。

「王様のお菓子」という意味を持ち、パイの中に「フェーブ」と呼ばれる小さな陶器の小物が一つ入っていて、切り分けたパイにフェーブを見つけた人はその日「王様」または「王女様」となり、みんなから祝福されます。さらにはその日だけでなく、1年間幸運に恵まれると言われています。

フランスでは年末から1月にかけて、街のパティスリーなどにズラリと並ぶというガレット・デ・ロワ。新しい年の幸運を祈りながら、風味豊かな伝統菓子を味わってみませんか。

●編集部からのひとこと●
最近では日本でもガレット・デ・ロワを提供するお店が増え、認知度も高まってきています。
今回レディ東京では、新年のご家族やご友人との集まりにぴったりな2つのホテルの人気ガレット・デ・ロワをご紹介します。

帝国ホテル

口当たりなめらかなアーモンドクリームをサクサクとした軽い食感のパイ生地で包んで焼き上げました。フランス産のイズニーバターを使用した風味豊かな味わいを楽しめます。
表面に施されているのは、伝統的なモチーフで勝利を意味する「月桂樹」。複雑な模様ほどきれいに焼き上げることが難しく、技術が光る一品です。

■販売店舗/
ホテルショップ「ガルガンチュワ」
■販売期間/
12月28日(土)~1月26日(日)
■料金/5,076円(直径18cm)
■TEL/03(3539)8086
(受付時間11時~19時)
※王冠を模したフェーブと紙製の王冠が1つずつ付きます(フェーブの種類は選べません)。フェーブは別添えの為、パイの中にはアーモンドが1粒入ります。
※3日前までに店頭、電話、インターネットにて要予約

オークラ東京

今年は原点に戻り、シンプルに素材を活かした本物だからこその風味と味わいです。王冠のフェーヴは別添えですが、アーモンドが入っているので誰に当たるかワクワクしながら食べるのも楽しみの一つ。新年の集まりや手土産にも最適です。

■販売店舗/
デリカテッセン シェフズガーデン
■販売期間/
12月28日(土)~1月31日(金)
■料金/4,600円
■TEL/03(3505)6072
※事前予約制 店頭または電話で3日前までに予約

※画像はすべてイメージ

更新日:2024年12月26日(木)

関連記事