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サントリー美術館 NEGORO 根来 ー 赤と黒のうるし

サントリー美術館_NEGORO 根来 ー 赤と黒のうるし
サントリー美術館で日本のを感じる大人時間

『生活の中の美』を基本理念に、絵画、陶磁、漆工、ガラスなど日本美術を中心とした企画展を行うサントリー美術館では、「NEGORO 根来 ― 赤と黒のうるし」を開催中です。
900年以上もの間、日本で使われ続けてきた赤と黒の漆器。かつて栄華を極めた和歌山県・根來寺(ねごろじ)で仏具や食器として作られていたという朱漆器は「根来塗」と呼ばれて特別視されてきました。木地に、黒漆の中塗と朱漆を重ねた朱漆器は、江戸時代以降に「根来(ねごろ)」の名で呼ばれるように。「根来」は寺院や神社などの信仰の場で使用されただけでなく、人々の暮らしの中に溶け込み大切に使われていました。そして、力強く、しなやかなその独特の造形美はやがて美術工芸品としても愛されるようになり、国内外のコレクターを魅了しています。
同展は、根來寺が繁栄した中世に実際に寺院で使われていた漆工品を中心に、その前後に制作された重要文化財を含む名品・名宝、黒澤明をはじめ著名人の愛蔵品などを一堂に紹介する貴重な機会。照明にもこだわった展示空間で漆の美を心ゆくまで堪能できます。
また、展覧会を鑑賞した後は金沢の老舗プロデュースの「カフェ 加賀麩不室屋」でランチやティータイムも楽しめます。何かと忙しい年末年始ですが、六本木駅直結とアクセス便利なサントリー美術館でアートに浸る大人時間を過ごしてみませんか。

祈りの場、生活の場で使われた根来

サントリー美術館_NEGORO 根来 ー 赤と黒のうるし[重要文化財] 布薩盥 二対四口のうち一口
寛正3年(1462)~天文8年(1539)頃
水戸大師 六地蔵寺 撮影:山崎兼慈
【展示期間:12/17~1/12】
サントリー美術館_NEGORO 根来 ー 赤と黒のうるし湯桶 一合
サントリー美術館【展示期間:11/22~12/15】
サントリー美術館_NEGORO 根来 ー 赤と黒のうるし根来塗平棗 黒田辰秋 一合
20世紀 鍵善良房 撮影:伊藤信 【通期展示】
サントリー美術館_NEGORO 根来 ー 赤と黒のうるし輪花盆 一枚
黒澤明旧蔵 北村美術館 【通期展示】
サントリー美術館_NEGORO 根来 ー 赤と黒のうるし[重要文化財] 太鼓樽
文明5年(1473)銘 一基 堺市博物館
【展示期間:12/17~1/12】
サントリー美術館_NEGORO 根来 ー 赤と黒のうるし_カフェ 加賀麩不室屋和のアートを鑑賞した後は
美味しい甘味でティータイム
カフェ 加賀麩不室屋
冬日和 ~黒ごまきな粉麩餅~【展覧会限定】
蓋を開けると黒ごまときな粉の香りが広がる和の甘味です。やわらかな麩餅と粒あんに、別添えのニッキ蜜付き。
■料金/1,920円
■販売期間/1月12日(月・祝)まで

サントリー美術館 NEGORO 根来 ー 赤と黒のうるし
■会期
2026年1月12日(月・祝)まで
■開館時間
10時~18時(金曜日 10時~20時)
※1月10日(土)は20時まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
■休館日
火曜日、12月30日(火)~1月1日(木・祝)
※1月6日(火)は18時まで開館
■入館料
一般 1,800円/大学生 1,200円/高校生 1,000円
※中学生以下無料
[チケット販売]

サントリー美術館
港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
TEL.03-3479-8600
■アクセス(東京ミッドタウン[六本木]まで)
□大江戸線「六本木駅」出口8より直結
□日比谷線「六本木駅」より地下通路にて直結
□千代田線「乃木坂駅」出口3より徒歩約3分
※画像 ©木奥惠三

更新日:2025年12月3日(水)