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【特集】東京都美術館開館100周年記念
 この場所の風景―上野・大牟田・ブエノスアイレス【応募〆切7/21】

東京都美術館開館100周年記念_
この場所の風景―上野・大牟田・ブエノスアイレス
今から100年前の1926年、日本初の公立美術館として東京・上野公園内に誕生した東京都美術館(※開館時の名称は「東京府美術館」)。同展は、この「100年」という時間を、異なる3つの場所でそれぞれに続けられた創作活動をとおして、展望していきます。第一部「上野―東京都美術館の100年」では、上野に誕生した美術館のはじまりからこれまでを、そこで開催されたさまざまな展覧会やその周辺に広がる風景から振り返ります。第二部「大牟田―江上茂雄の100年」では、九州の炭鉱の町・大牟田そして荒尾で生涯をすごし、その場所の風景を描き続けた江上茂雄(1912-2014)の画業をみつめます。第三部「ブエノスアイレス―《百日草の庭》をめぐる100年」では、当館が開館した1926年に描かれ、最初の収蔵品となった絵画作品《百日草の庭》をめぐって、戦前にアルゼンチンに渡ったある日本人移民とその家族たちの「絵」と「花」の物語をたどります。
近代以降、あまたの博覧会、展覧会の開催地となり、さまざまな文化的施設がつくられた上野という場所は、日本近現代美術史の中心地とみなされてきました。同展では、多種多様なひとびとが集った上野そして東京都美術館の100年と、そこから遠くはなれた土地で、個人の膨大な熱量によって繰り広げられた創作の営みとを並行してたどることで、「中央/周縁」といった枠組みをのりこえ、表現することの根源的な意味を浮かび上がらせていきます。
ひとびとの「より良い生活」を支える場所として、美術館はなにができるのか。3つの場所の風景と向き合いながら、次の100年について考えていきます。

♦︎第一部 上野—東京都美術館の100年

〇みどころ さまざまな資料から振り返る「上野」の100年
絵画、版画、写真、東京都美術館アーカイブズ資料などのさまざまな記録により、東京都(府)美術館の誕生から戦中・戦後の状況、1975年の新館開館以降の活動を、同時期の上野の風景とともに概観します。

東京都美術館開館100周年記念_
この場所の風景―上野・大牟田・ブエノスアイレス

(左)藤岡鉄太郎(ふじおか かねたろう)《百日草の庭》1926年 東京都現代美術館蔵
(中央)児玉房子《上野公園(「東京1970-1977」より)》1977年 東京都写真美術館蔵
(右)奈良原一高《不忍池(「ポケット東京」より)》1993-1996年 東京都写真美術館蔵

♦︎第二部 大牟田—江上茂雄の100年

〇みどころ 独学の画家・江上茂雄の全貌を東京で初めて紹介
福岡・大牟田に暮らし、独学・独力で描くことを貫いた*江上茂雄(1912-2014)。鉛筆、水彩、クレパス・クレヨンなどの身近な画材を用いて、自身のそばにある風景と向き合い続けました。東京では初めての展示となる木版画や実験的な抽象画、染め紙といった多彩な取り組みを含む約400点により、その創作の軌跡をたどります。

*江上茂雄(えがみ しげお)
1912年福岡県山門郡瀬高町(現在のみやま市)に生まれ、間もなく大牟田市に転居。高等小学校卒業後、三井三池鉱業所建築課に入社。60歳で定年退職後、大牟田井筒屋で第一回個展開催。以後大牟田市ほかで計10回の個展を開催。2013年に田川市美術館、大牟田市立三池カルタ・歴史資料館、福岡県立美術館で江上茂雄展開催。2014年没。2018年に武蔵野市立吉祥寺美術館で「江上茂雄:風景日記」展開催。

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この場所の風景―上野・大牟田・ブエノスアイレス

(上段左から)
江上茂雄《海のくもり日Ⅱ》1960年頃 クレヨン 個人蔵
江上茂雄 制作年不詳 水彩 個人蔵
江上茂雄『大牟田五十景』より《貯炭場夕焼》1972年発行 木版 個人蔵
(下段左から)
江上茂雄 1987年12月 水彩 個人蔵
江上茂雄 1988年7月 水彩 個人蔵
江上茂雄『私の鎮魂花譜』より 制作年不詳 鉛筆、水彩 個人蔵

♦︎第三部 ブエノスアイレス―《百日草の庭》をめぐる100年

〇みどころ 100年前に描かれた絵画に光を当てるリサーチ・プロジェクト
歴史に埋もれた個人の営みをすくい上げてきたAHA!*が、東京都(府)美術館の所蔵品第一号とされる絵画作品《百日草の庭》(1926年制作)を起点に、詳細不明であったこの絵の作者・「藤岡鉄太郎(かねたろう)」に関する調査を開始。そこで出会った同姓同名(同字異音)の藤岡鉄太郎(てつたろう)(1901-1982)に注目し、1927年に日本から地球のほぼ真裏に位置するアルゼンチン・ブエノスアイレスに渡り、造園・花卉産業に従事したこの人物のあとを追いかけます。これと並行して公募した花の写真を用いて、2027年の日めくりカレンダーを制作します。

* AHA![Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]
NPO法人remoを母体として2005年に始動。記録集『はな子のいる風景』(2017)、ウェブサイト『世田谷クロニクル1936-83』(2019)、展覧会『わたしは思い出す』(2021)、など、市井の人びとの記録に着目したさまざまなメディアづくりを企画制作。

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この場所の風景―上野・大牟田・ブエノスアイレス

(上段左から)
《百日草の庭》リサーチ・プロジェクト資料:
アルゼンチンの百合栽培施設内で撮影された藤岡鉄太郎(ふじたてつたろう)と妹・房江の写真 1930年代頃 個人蔵
《百日草の庭》リサーチ・プロジェクト資料:アルゼンチンで撮影された藤岡鉄太郎てつたろう家族写真 1930年代 個人蔵
《百日草の庭》リサーチ・プロジェクト 撮影:松本篤(AHA!)
(下段左から)
《百日草の庭》リサーチ・プロジェクト 撮影:松本篤(AHA!)
《百日草の庭》リサーチ・プロジェクト 撮影:松本篤(AHA!)
《百日草の庭》リサーチ・プロジェクト 撮影:松本篤(AHA!)

 

■展覧会名: 東京都美術館開館100周年記念 この場所の風景―上野・大牟田・ブエノスアイレス
■会期: 7月23日(木)~10月7日(水)
■会場: 東京都美術館(東京・上野公園)
■開室時間: 9時30分〜17時30分、金曜日は20時まで(入室は閉室の30分前まで)
■休室日: 月曜日 ※ただし8月10日(月)、9月21日(月・祝)は開室
■観覧料:一般 1,200 円/65歳以上1,000円/学生・18歳以下無料
※同時期開催の特別展「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画」(東京都美術館)のチケット提示にて一般・65歳以上の方は「100円」(東京都美術館開館100周年記念料金)で観覧いただけます
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者(1名まで)は無料
※18歳以下の方、大学生、高校生、専門学校生、65歳以上の方、各種お手帳をお持ちの方は、いずれも証明できるものをご提示ください
※都内の小学・中学・高校生ならびにこれらに準ずる者とその引率の教員が学校教育活動として観覧するときは無料(事前申請が必要)
■主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)
■問い合わせ: 東京都美術館 TEL.03-3823-6921
■アクセス: JR上野駅「公園改札」より徒歩7分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅「7番出口」より徒歩10分、京成電鉄京成上野駅より徒歩10分

★こちらの観覧券を5組10名様にプレゼント!
★申込み締切7/21(火)12:00まで
※当選者の発表は商品の発送をもってかえさせていただきます。


更新日:2026年7月1日(水)