興学会

空気・水が殺菌され感染症対策が整った安心な院内

ウイルス感染症発症率が10分の１になる可能性も！

　口腔感染症外来をご存知ですか？歯科衛生士による口腔ケアと口腔衛生指導を受け、専門の歯科医院で口腔内除菌をしっかりと受けていると、ウイルス性感染症の発症率を10分の１に減らすことができるばかりか、万一感染しても症状の重症化を防ぐことができる可能性が示されています。コロナウイルス感染症が心配される今、口腔感染症外来で口腔細菌を除菌し、感染症を予防しませんか？
毎日しっかり歯磨きをしていても、歯磨きでは除菌することのできない菌が、口腔内でどんどん増えてプラーク（歯垢）となることはよく知られています。プラークには肺炎や気管支炎などの発症や重症化に関わる肺炎球菌やインフルエンザウイルスのほか、重篤な感染症の原因となる黄色ブドウ球菌、緑膿菌など多くの細菌も含まれます。プラークの細菌はプロテアーゼと呼ばれる酵素を出し、あらゆるウイルスを気道の粘膜から細胞に侵入しやすくさせる特性を持っています。感染したウイルスの強力な援軍部隊がプラークなのです。
そこで今ぜひ受けたいのが、口腔感染症外来による、専門の歯科医しかできない口腔内除菌と感染症予防です。虫歯や歯周病の予防にも役立つ大切なプロフェッショナル口腔ケアに今こそ本気で取り組みたいですね。

更新日:2020年5月13日（水）