東京の日本酒

もっと家飲みしたくなる 東京の美味しいお酒

東京の日本酒


 日本酒の産地というと新潟などの米どころを思い浮かべますが、実は、東京にもたくさんの蔵元があることをご存知ですか。近年の発酵食品ブームで、米麹を原料とする日本酒の注目度もアップ。男性のお酒というイメージが強かった日本酒も、多彩なラインナップにより女性にもよく飲まれるようになりました。美味しいだけではなく、美容や健康にも効果が期待できる "MADE IN 東京" の日本酒です。

 コロナ禍で家飲みが増えたこの1年。夫婦でまったりとグラスを傾ける時間が増えたのではないでしょうか。味わいの強さに幅があり、アミノ酸の働きで旨味が膨らむ日本酒は、どんな料理とも相性が抜群の優等生。ワインと同じ感覚で、料理によって飲み分けるのがおすすめです。

ワイングラスで楽しみたい女性向けのおしゃれなお酒
 冷奴にはスッキリとしたお酒を、肉料理や煮込み料理には濃厚なお酒を。イタリア料理に、スパイスの利いたエスニック料理に、もちろん日本料理にも相性の良い日本酒。アルコール度数はワインとほぼ同じ。フルーティーな香りや口あたりもどことなくワインと似ている吟醸酒は、女性にこそ飲んで欲しいお酒です。キリッと冷やした冷酒は、ぜひワイングラスでスタイリッシュに。

飲むだけで美肌に?女性に嬉しい日本酒の効果
 日本酒はアミノ酸や有機酸成分が豊富で、適量を摂取することで美容と健康に効果が期待できるといわれています。日本酒に含まれるアミノ酸は水分と結合しやすいため、角質細胞に潤いを与えしっとり肌に。また原料に含まれる麹酸は、しみ・そばかすの原因であるメラニンの生成を抑える働きが。さらにポリフェノールの一種「フェルラ酸」は細胞を活性化させるほか、紫外線の皮膚への吸収をカットし、日焼けによるダメージを抑える働きがあるといわれています。最近日本酒を原料とした化粧品が数多く発売されているのも、こういった効果を狙ってのことです。  また「酒風呂」は体を温め、肌の老廃物を輩出し、入浴後も保湿効果を発揮します。女性にとっては嬉しいこと尽くしですね。


レストランを併設しグルメを楽しめる酒蔵も
 蔵元の中にはレストランを併設し、自慢の地酒を季節の料理とともに味わえるところもあります。また酒蔵の見学ができたり、できた日本酒を直売している蔵元もあるので要チェック。ほとんどの蔵元が郊外に位置するので、ちょっと足を伸ばして小旅行気分で尋ねてみるのもいいですね。"MADE IN 東京"のお酒は、オンラインストアで購入することも可能(HPで要確認)。次ページで女性にもおすすめのお酒をピックアップし紹介するので、色々と飲み比べてみてはいかがですか。


協力:東京都酒造組合
 http://www.tokyosake.or.jp

MADE IN 東京 ー 東京産の日本酒で乾杯!

0707sake_b.jpg商標[嘉泉]
田村酒造場  http://www.seishu-kasen.com/


文政5(1822)年創業。東京都福生市は玉川上水のほとりで200年近く酒を造り続ける田村酒造場は「丁寧に造って、丁寧に売る」が家訓。桜の花のパッケージの「嘉泉 特別純米 東京和醸」はしっかりした味わいで食中酒に最適。大吟醸造りと変わらぬ最高の技術を投入した「かねじゅう 田むら」もおすすめです。また、歴史ある蔵や石垣などは国の登録有形文化財に登録されています。

■福生市福生626
■蔵見学/可(要予約) ※詳しくはホームページで
■TEL.042-551-0003

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0707sake_c.jpg商標[多満自慢]
石川酒造株式会社  http://www.tamajiman.com/


日本酒だけでなく、ビール造りも行う石川酒造。銘酒「多満自慢」は昔ながらの「寒造り」で、仕込み水は敷地内より汲み上げる東京の天然水。作業は明治期に酒造り用に建築した国登録有形文化財の土蔵の中で行います。「酒飲みのテーマパーク」を謳っているように、できたてビールと旬の料理を味わうレストランや売店、資料館などもあり、さまざまな楽しみに出会えます。

■福生市熊川1
■蔵見学/可(要予約) ※詳しくはホームページで
■TEL.042-553-0100

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0707sake_d.jpg商標[澤乃井]
小澤酒造株式会社  http://sawanoi-sake.com/


東京の奥多摩の地で元禄15(1702)年に創業した「澤乃井」で知られる小澤酒造。秩父古生層の岩盤を掘り抜いた洞窟の奥から湧き出る仕込水、澄み切った奥多摩の空気、選りすぐった原料米、そして磨き上げた技を集結し、代々酒造りを行っています。敷地内には軽食・土産物「澤乃井園」や仕込水を使って作る豆腐・湯葉が味わえる「ままごと屋」も併設し、日本酒と食事が楽しめます。

■青梅市沢井2-770
■蔵見学/可(要予約) ※詳しくはホームページで
■TEL.0428-78-8215

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0707sake_e.jpg商標[桑乃都]
有限会社小澤酒造場  https://www.kuwanomiyako.jp/


その昔、八王子は養蚕業が盛んだったことから、別名「桑都」と呼ばれていました。それにちなんだ「桑乃都(くわのみやこ)」を酒銘とし、地域の人々に愛されながら日本酒を作り続ける小澤酒造場。日本の食文化とともに育まれてきた清酒の伝統を守りながら、現在の嗜好に合う味づくりに努め、本格派な日本酒を手頃な価格で楽しむことができます。八王子唯一の地酒「桑乃都」は贈答品としても人気です。

■八王子市八木町2-15
■蔵見学/不可
■TEL.042-624-1201

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フレッシュな味と香りが楽しめる「純米吟醸生 桑乃都」、古き良き日本酒の趣の「吟醸 桑乃都」、柔らかな甘味と旨味の「元巳 純米吟醸」


0707sake_f.jpg商標[千代鶴]
中村酒造場  http://www.chiyotsuru.com/


文化元年(1804年)より酒造業を興して200年余り。清酒「千代鶴」を醸す中村酒造は、清流・秋川の流域に位置しています。清冽な多摩山系の地下水と厳選した米を使用し、江戸時代に建築された土蔵と、一年を通じて10度以下に保たれる空調完備の近代蔵の両方の特長を活かし醸造しています。敷地内に酒造用具などが展示された「酒造り資料館」があり、販売コーナーも併設。

■あきる野市牛沼63
■蔵見学/休止中 ※資料館の見学はできます。
詳しくはホームページで
■TEL.042-558-0516

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0707sake_g.jpg商標[喜正]
野﨑酒造株式会社  http://www.kisho-sake.jp


秋川渓谷の入り口に位置する静かな山里が「喜正」の誕生の地です。昔ながらに日本酒を手造りする野﨑酒造の仕込み水は蔵正面の戸倉城山より湧く、酒造りに適した伏流水を使用。酒造りは当主が中心となり行ない、"「喜正」でなければ"という根強いファンに支えられています。蔵見学はできませんが、地元以外では入手が難しい「喜正」を蔵で買うことができます。

■あきる野市戸倉63
■蔵見学/不可・店舗のみ
■TEL.042-596-0123

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0707sake_h.jpg商標[江戸開城]
東京港醸造  http://tokyoportbrewery.wkmty.com


オフィス街・港区芝の鉄筋コンクリートのビルで酒造りを行う東京港醸造。前身は幕末に造り酒屋を営み、西郷隆盛、勝海舟など文明開化を目指した偉人たちの密談の場でもあった若松屋。100年ほど続いた酒蔵は明治42年廃業となり、およそ100年後に復活しました。高度な浄水処理がなされている東京の水道水を使用し、代表銘柄「江戸開城」などバラエティに富んだお酒をを製造販売しています。

■港区芝4-7-10
■蔵見学/不可・店舗のみ
■TEL.03-3451-2626

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地球の健康を考え無洗米醸造法で醸した「純米吟醸原酒 江戸開城 Sutainable Sake」、東京の蜂蜜が原料の「Tokyo Mead」、どぶろくベースの梅リキュール「PLUM」


0707sake_i.jpg商標[國府鶴]
合名会社野口酒造店  https://www.noguchi-brewery.co.jp/


神社で使用するお神酒造りを依頼され、万延元年(1860年)に創業。その昔、武蔵ノ国の国府が府中に置かれ「国府の地で、鶴のような美しい酒を造る」という想いから「國府鶴」が名付けられました。この地に続く祭りと文化、その歴史と伝統を「酒」を通じて受け継ぎ伝える「國府鶴」。地元の人々に愛される酒として、また、東京に残る数少ない酒造文化の継承を使命として、造り続けています。

■府中市宮西町4-2-1
■蔵見学/不可・店舗のみ
■TEL.042-362-2117

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華やかな香りと淡麗な味わいの「國府鶴 大吟醸 淡麗」、濃醇でやや甘口の「國府鶴純米吟醸中屋久兵衛」、芳醇辛口「國府鶴 純米酒 中屋久兵衛」


0707sake_j.jpg商標[金婚]
豊島屋酒造株式会社  http://www.toshimayasyuzou.co.jp/


慶長元年(1596年)、初代豊島屋十右衛門が酒屋兼一杯飲み屋の商いを始め、後に白酒の醸造を始めたことが現在の豊島屋酒造の礎です。昭和初期に蔵を現在の東京都東村山市に移設。武蔵野台地の深さ150メートルから汲み上げた水を仕込み水として使用し、酒造りに好適なお米を厳選し、丁寧にお酒を醸しています。樽酒を結婚式に用いる習慣も豊島屋が始まりとされています。

■東村山市久米川町3-14-10
■蔵見学/可(要予約) ※詳しくはホームページで
■TEL.042-391-0601

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更新日:2021年7月7日(水)

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