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《おとな時間を楽しむ》 レディ東京 編集長のイチオシ!【vol.21】

おとな時間を楽しむ_レディ東京
季節のしつらえ 〜雛飾り~

おとな時間を楽しむ_レディ東京日本には四季折々に行事がありますが、特に年末から3月にかけてはクリスマス、お正月、節分、桃の節句と目まぐるしくしつらえが変わります。我が家では毎年節分が過ぎると雛飾りをします。大正生まれの伯母が生まれたときに揃えたという100年経つ古いものですが、伯母には男の子しかいなかったので私が生まれたときに回ってきて、実家で毎年飾っていました。姫の冠は半分欠けてしまったし、五人囃子も左大臣・右大臣もいなくなって寂しくなりましたが、愛着のある大切なお雛さまなのです。
桜橘とお道具は、娘が生まれた後に買い足したものですが、三味線2棹だけは元々あったもの。家紋付きの桐箱に入った特注品です。バチもあるので、子供の頃はよく音を鳴らして遊んで叱られました。いつの間にか皮が破れていたので、ある日近くの邦楽器屋さんに持って行ったら、本物と作りがまったく同じだと職人さんがびっくりしていました。ほかで雛道具の三味線を見たことがないので珍しいものかもしれません。私が買った雛道具も木工・塗り・蒔絵・金具などの名工によって作られたもので、小さなお道具に凝縮された日本の匠の素晴らしさに驚かされます。お雛さまは旧暦の桃の節句まで飾って楽しみます。

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更新日:2025年2月5日(水)