*** VOL.10 ***
■■■ 子供の結婚式には何を着る?(後編) ■■■
前回の前編の反響がすごくて驚いています。今回はマダムのり子流、結婚式での母の装いです。まずは、前回のおさらいを簡単に。
お母様の衣装を決めるうえでの大事なポイントが5つ!
●式場の格に合わせる。
●お父様の衣装の格に合わせる。
●ご両家の衣装の格式を合わせる。
●お式の季節を考える。
●新郎新婦の意向を聞く。
詳しくは前回のコラムをご参照ください。
ポイントが5つ頭に入ったら、待ちに待ったドレス選びです。 様々な色やデザインのドレスがあり、どれがいいかとても迷います。 人気の色を伺ったところ、ネイビー、パープル、深いグリーン、ブラウン、グレー、ベージュ、淡いパステルカラーなど、あくまで少し控えめなお色が好まれているようです。
最近では花嫁からのリクエストで、淡いピンクやミントカラー、シャンパンカラーなど明るいお色のフォーマルドレスに人気が出てきているそうです。特に、今流行しているベールダウンでは、花嫁の母はとっても目立ちます。お母様も華やかな明るいお色のドレスを着て欲しいと希望するお嬢様が増えてきているそうです。お色は抑える代わりに、刺繍、レース、スパンコールなどをあしらった高級な生地を使ったドレスや洗練されたデザインのドレスを選ぶのも上品で適度な華やかさもあり、お母様をより引き立てるファッションになるそうです。 では、マダムのり子流、結婚式での母の装いはこちらです!
☆クラッシックな空間で上品な母を演出したい方におすすめのドレス
シックなブルーグリーンのドレスをセレクトしました。 ストッレッチタフタという素材を使っています。光沢感のある高級な生地でありながらストレッチが効いているので着心地が抜群に良いのです。 タックが腰回り全体に入っているので、気になるお腹周りやヒップも視覚効果で隠してくれます。スタイルが良く見えるのも嬉しいドレスです。
☆明るく爽やかで若々しい印象を演出したい方におすすめのドレス
こちらは、最近流行のオフショルダーのドレス。勿論、私達世代は襟部分を少し上げて、上品な印象に。お色はシックなネイビーですが、メタリックな輝きのある高級な生地を使っているため華やかさや若々しさも叶えてくれます。ゲストハウスウエディングやリゾートウェディングにもぴったりです。
☆かっこ良いテイストがお好きな方おすすめのドレス
ボトムはシフォン素材、シルエットはフレアーですが、大柄なシルバーのレースとブラックのコントラストが特徴的なドレス。レースがぺプラム上に斜めに施されているので、ウエストがすっきり細く見える効果も私達世代には嬉しいですね。
☆優しくて上品なイメージのドレスがお好きな方におススメです。
こちらは、新入荷のドレスです。 高級感のある花模様のレースが華やかな印象。ふんわりとしたロングスリーブが優しい印象です。デコルテや背中の露出が少ないのも、「華やかなドレスは着たいけれど、肌を見せるのは嫌」という方には嬉しいですね。
さて、ここまでいろいろなドレスをご紹介してきましたが、私は普段からノースリーブのワンピースを良く着ます。決して、二の腕が細いわけではありません、逆に太いのですが、思い切って腕を出しています。出した方がすっきり見えると思います。日本の若い子の結婚式の衣装を見ていると、ワンピースにショールなどを羽織ったスタイルがほとんど。これではせっかくのドレスのデザインが台無しになるのと、全体的に野暮ったく見えてしまいます。海外では太っている人でも、皆さん二の腕を出されていています。二の腕を出した方がドレスのデザインを損なわず、結果、全体のバランスも良く、美しくエレガントな装いになると思います。是非、機会がありましたら、思い切って二の腕を出して見てくださいね。
取材、撮影協力 M&V for mother mama-bridal.jp
パーソナルスタイリスト
信田 教子(のぶた のりこ)
専業主婦から50歳で資格を取り、パーソナルスタイリストに。悩みが生じてくる50代こそスタイリングで自分を変えられるという信念の基、メンタリティーをあげるコーディネートのお手伝いをしている。ショッピングアテンド、ショッピングクルーズ、ワードローブ診断、各種講座を開催。ショップチャンネルのゲスト出演も務めるなど幅広く活躍中。
更新日:2019年10月2日(水)